弁護士 仙頭 真希子
<経 歴>
昭和56年 香川県善通寺市生まれ
平成11年 香川県大手前高校卒業
平成15年 中央大学法学部法律学科卒業
平成17年 旧司法試験合格(60期)
平成19年~平成24年 上大岡法律事務所勤務(横浜弁護士会所属)
平成25年7月 せんとう法律事務所開業(香川県弁護士会所属)
弁護士の仕事を選んだ理由は?
私は、誰に忖度することなく、純粋に自分がこうあるべきだと思った信念に従って行動できる弁護士の仕事が大好きです。弁護士の仕事は、私の個性や才能を最も発揮できる仕事だと感じています。1つとして同じ事件はない中で、依頼者と相手方の話をよく聞き、創意工夫をして、依頼者の納得できる解決を一緒に探していけるこの仕事にとてもやり甲斐を感じています。
ただ、以前の私は、弁護士の仕事が大好きだとは言い切れませんでした。なぜなら、仕事は自分のやりたいこと、好きなことだけではだめで、必要とされているのであれば、どんな案件でも引き受けなければならないと思っていたからです。苦手な分野や慣れない仕事も引き受けてしまい、いつも気を張って、自分が頑張りすぎていることにも気が付きませんでした。
しかし、コロナ休校をきっかけに、少し多めに休んでみて、私もっと休みたかったんだなぁ、かなり無理をしていたんだなということに気が付くことができました。
そして、自分自身の内面を見つめ直す中で、私は得意なこと、好きなことだけで人の役に立ちたい、それは必ずできると思うようになりました。
私が一番情熱を注げるのは、自分と同じ立場にある母親である女性から依頼を受ける離婚事件です。
そこで、得意分野の離婚事件を集中して受任するようになった結果、常に私の個性や持ち味を発揮して仕事ができるようになり、弁護士の仕事が大好きだと言えるようになりました。
弁護士としてのポリシーは?
紛争の渦中にいるときは、どうしても視野が狭くなり、目先の勝ち負けにとらわれ過ぎてしまうこともあります。
しかし、私は目先の勝ち負けだけでなく、その問題を解決した先の依頼者の人生がよりよいものになることを常に考えて、アドバイスすることを心掛けています。
実際、依頼者が抱える法律問題を納得いく形で解決するためには、法律の知識だけでは不十分なことが多いです。
私は、法律の知識や弁護士としての経験だけでなく、私自身の子育ての経験や時には心理学なども使って、依頼者がよりよい人生の一歩を踏み出す後押しします。
私は「自分にとって困難な現実、不利な状況は変えていける」という信念を持っています。
弁護士になって15年、依頼者の幸せに依頼者以上にこだわり、決してあきらめず、粘り強く交渉し、沢山の困難な事件を解決してきました。私の信念は、その経験に支えられています。
情熱を注いでいることは?
1母親である女性をサポートすること
私自身が2人の子どもの母親であることから、同じ立場にある母親である女性が自分らしく生きられるサポートをすることに情熱を注いでいます。
私自身、母となって初めて乳幼児育児があんなにも大変なものだったことを知り、うまくできない自分に疲弊し、それでもよい母でありたいと、もがき苦しみました。母という立場に縛られる苦しさを味わい、母として自分の人生を生きる難しさを実感しました。しかし、目の前の子どもの姿や沢山の女性の話を聞く中で、たどり着いた結論は、「母親が幸せであれば、子どもも幸せ」です。私は、母親の犠牲のもとに子どもの幸せはないと確信しているため、どこまでも母親である女性の味方になって、どんな状況でも諦めず、依頼者が納得できる解決方法を一緒に探していきます。
法律の知識は必ずあなたの力になります。早い段階で相談していただくと、その後の道筋が見えて安心に繋がります。全国、全世界どこからでもオンライン相談を受け付けていますので,早めにご連絡ください(海外在住者からの依頼も受けています。)
2 女性弁護士がやりがいのある仕事ができるようサポートすること
私と同じ女性弁護士が、仕事も家庭も望みどおりの人生を送れるようサポートすることに力を入れています。
女性の権利を守るためには、少しでも女性弁護士が増えることが必要です。私自身、10年間、2人の育児と事務所経営の両立に試行錯誤してきた結果、今では好きな仕事で安定的に事務所経営をしながら、子どもたちとの時間も十分に取れる生活を送れるようになりました。
子どもたちが1,2歳だったころは、仕事も育児も目一杯やれることは何でもやり、沢山のことを引き受けて疲弊していました。しかし、ある方との出会いで、「好きなこと得意なことに力を注げば注ぐほど、人の役に立てるんだ」ということを実感し、母親ならこうすべきという思い込みを少しずつ手放し、仕事でも育児でも不得意なことは人に頼れるようになりました。そして、自分は得意なこと、好きなことに集中できる環境を整える努力をしたことで、事態は好転していきました。
家庭や子育てと両立しながら、やりがいのある仕事ができる女性弁護士が増えて欲しいと願っています。
3 子どもの事故・犯罪被害を予防する活動~子ども安全ネットかがわ~
弁護士を選ぶときの基準は?
皆さんが弁護士を探すとき、何を基準にどうやって選んだらよいかわからず、迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。 立地条件や専門分野、経歴、性別、年齢など、弁護士を選び基準はいくつかあると思います。
私は、弁護士を選ぶとき、相性が合う人、自分が好きだなと思える人を選ぶことをおすすめします。
困りごとを相談するとき、「聞いてくれる相手が誰か」というのはとても大事です。自分の話を否定せずに聞いてもらえるだろうか、かえって自分のほうが悪いと責められないだろうか、そんな不安を抱えている人も多いです。だからこそ、まずは、この人になら話してみようと思える人を見つけて欲しいと思います。
好きなことは?
ハンドメイドで布小物を作ることです。趣味が高じてネットショップ(https://kyamati.stores.jp/)でハンドメイド作品を販売しています。事務所でも販売していますので、ぜひご覧ください。