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こども安全教室

先日、善通寺市竜川公民館に犯罪学のエキスパート、立正大学教授の小宮信夫先生が講演に来られたので聞きに行ってきました。

私は、ここ最近、小宮先生の本を何冊も読んで、防犯教育について勉強していたので、小宮先生の講演を実際に聞ける機会に恵まれて本当に感激でした。本に書かれている内容がより一層理解できました。

小宮先生は、冒頭30年前に起こった宮崎勤の連続幼女殺害事件に触れ、この犯罪が今なら防げますか?と問いかけました。

犯罪者は、さも怪しそうには近づいてきません。人を見ていては相手が犯罪者かどうかなんて分かりません。犯罪者は、子どもの状態を観察し、子どものニーズを瞬時に察知して、子どもが乗ってきやすいような声かけをします。中には、わざとに後ろから車をぶつけて、「大丈夫?怪我はない?ごめんね、おじさんの車で病院に行こうか」などと言って子どもに近づき車に乗せて連れ去った事件もありました。

子どもはほとんどの場合、だまされてついて行く、「知らない人にはついていかない」「大きな声で助け呼ぶ」「防犯ブザーを鳴らす」という旧来の防犯教育では防ぎきれない犯罪があるのです。犯罪者はここなら犯罪が成功するという場所を見極めて犯行に及ぶので、人ではなく、危ない「場所」かどうかで判断することが大事で、子供にもそれを教えなければならないそうです。

実際に小宮先生から聞いた子どもが連れ去られた事件の多くが、本当に驚くほど巧みに子どもを信用させ、いかにも誘拐という体裁でなく連れ去っているのです。これから小学校にあがる前の保護者の方にできるだけたくさん届けたいと思う内容でした。子どもの通学路の安全をどうやって守るか何に気をつけさせるかということをお伝えする「こどもの安全教室」を近々開催します。

また、今回の講演の内容は、メルマガでも配信していきますので、気になる方は、ぜひ弁護士仙頭真希子公式メルマガ〜母親である女性が自分らしく生きるために〜にご登録ください。