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誕生学協会主催「性被害予防フォーラム」(感想)

 9月30日に丸亀市ひまわりセンターで開催された誕生学協会主催の性被害予防フォーラムには,66名の方に参加していただきました。参加してくださったのは,保護者,保育士,助産師,医師,子育て支援関係者などで,男性の参加も数名ありました。

 

 子どもを性被害者にも加害者にもしないために,家庭や地域でできることを考えるというテーマで小貫大輔先生の「未来を救う性教育~各国の比較から~」大葉ナナコさんの「家庭で伝える性といのちの話」ほか,香川県の助産師山本文子さんを交えたパネルディスカッションを行いました。

 小貫先生は,ブラジルやドイツの文化に詳しく,海外と日本の文化の違いから性に対する考え方の違いなど,分かりやすく,挨拶のワークも交えて,楽しく学べる講演でした。

 

 大葉ナナコさんは,これまでの長年の実践に基づいて,誕生学でのいのちの伝え方を紹介するとともに,具体的にどのような言葉で語りかけるとよいかということも分かりやすく教えてくださいました。参加者アンケートを見ると,大葉さんの表現者としての魅力的な人柄と子どもたちを救いたいという熱い情熱が参加者の皆さんの心を打った様子が伝わってきました。

 

 

 

 

 

 

 

<感想>(匿名でWEB公開することの許可を得ているものです)

 

◎小貫大輔先生

 

・海外と日本での性教育の在り方が違うというお話しが興味深かった。包茎の悩みが日本だけの悩みというのが驚きだった。(20代 男性)

 

・あいさつの仕方の話,当たり前だと思っていたけど,相手をみていないなぁと初めて気付きました。男の子の性器の話も女の子の性器の名称の事も,本当に何も教えられていなかったし,何が正しいことなのか,今日の機会もそうだけど自分で学んでいくことが日本では必要なんだなと思った。(30代 保護者)

 

・性に対してまったく壁がなく,非常に聞きやすかったです!他の方にも聞いて欲しい為,ぜひまた香川に来てください。(20代 保護者)

 

・家庭の中で,語り合える言葉を主人と共に考えようと思いました。男の子おちんちんの話はとても必要としている親は多いはずです。(40代 保護者)

 

・とても楽しくお話しをお聞きしました。海外の性教育と日本の性教育のあまりにも捉え方,伝え方が違いすぎて本当に残念です。何事もですが,知らない事を学ぶのはとても大事なことだと痛感しました。きちんとした知識情報を子どもたちに伝えて行かなければいけないですね。そして親たちへも必要ですね。(40代 子育て支援関係者)

 

・大切な人に大切なことを伝える,当たり前のことなのに,避けて通ってきていることが分かった。(30代 保護者)

 

・今月70歳になった私でも,具体的に,このようなお話を聞いたのは初めてです。目から鱗です。(70代 保育士)

 

・家庭や教育での性のことの伝え方・考え方が海外・日本などの他の国の違いを知れて興味深かったです。母親としても家庭で性の大切さを伝えることが出来る,今の時期を大切にしたいと改めて思いました。(30代 子育て支援関係者)

 

・文化や生活背景は違っても相手を思う事,大事にすることは忘れてはいけないし,自分を守っていくことも大切だと感じられました。(10代 女性)

 

・私自身も両親から,性のこと,自分の性器のこと,どんな風に話を聞いたかな・・・?と思い出すきっかけになりました。専門職としても,将来の親としても,どんな風に子どもたちに伝えていくか,常に考えたい。(20代 助産学生)

 

 

◎大葉ナナコさん

 

・娘になぜ赤ちゃんができるの?と聞かれ,突然の事で戸惑いました。自分の仕事場でも子どもたちにきちんと命の誕生の話をしたいと思い,参加しました。ナナコ先生の話もとても良く,子どもたちに帰って是非伝えたいという気持ちが強くなりました。ありがとうございました。(40代 保育士)

 

・セクシャルコンセント同意(性の)自尊心・オトナスイッチ,言葉の響きと内容が相まってとても多くの方に聞いて欲しいと思いました。とてもエネルギッシュで伝わりました。10代高校生にも非常に大切だと思いました。(40代 保護者)

 

・自分の親は家庭内で性についての事を何も教えてくれなかったので,家庭を持ったときは子どもからのサインを見逃さずに伝えていければと思った。(20代 男性)

 

・誕生学という協会があることが興味深かった。性教育も含めて生命の大切さを子ども達に伝える活動に感謝したい。自尊感情を高める活動がすばらしいと思う。(60代 男性 民生委員)

 

・肯定する言葉が丁寧に使われていた。とても心地よかった。中学生の時,痴漢に遭って,未だに自分に残っていることで,でも,あの時,父も母も警察に行ったり,送り迎えしてくれたり,全力で守ってくれたんだなと思えた。犯人が憎いと思って,娘に同じ思いをさせたくないって思って,とても正常な感情だったんだなと思った。(30代 保護者)

 

・氾濫する性情報を心配するばかりでなく,大切な子だからこそ,きちんと伝えたいと思った。幸い,一番下の子が生まれる時,兄弟みんな立ち会っているので,米粒丈になるまでの話をしたい。(40代 保護者)

 

・海外や教育現場で子どもや母親たちへの性教育を伝える大葉さんのお話はデータなども出してくれたり,長い期間ゆるぎなく実践されてきた活動内容も大変興味深くお聴きしました。子育て家庭を支える活動をしている立場としても大変勉強になりました。(40代 子育て支援関係者)

 

・子どもたちに伝える「命の授業」は大人の私達も聞きたいです。私達が自己肯定感が高まると,子ども達への接し方も今以上に愛情いっぱいになると思います。(40代 保護者)

 

・学校教育だけにまかせていてはいけないと反省しました。家庭で命や性を明るく語り合えるようになりたいと思いました。(30代 子育て支援関係者)

 

・いのちのこと,性のことを伝えるときの言葉の使い方,伝え方,何をどのように伝えるか,ということが本当に大切だと改めて思った。(20代 助産学生)

 

・ありがとうございました。お米粒の話,帰ってしてあげたいと思います。「赤ちゃんはどこから・・・」に答えてあげられるようになれそうです。(30代 保護者)